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2017.

COLLECTION NOIR

Nuit de cellophane /
セロファンの夜

セルジュ・ルタンスは、暑いマラケシュの街中から
自宅に戻り庭で休んでいた。
いつの間にか空気が透明になり、
虫たちの話し声が聞こえ出し、
空には星の姿が映り始め、夜の帳が下りる。

“なんという素敵な時間なのだろう”
“この空気や気配、すべてのものをラッピングして
プレゼントして差し上げたい”

Nuit de cellophane

美しい夜行性の虫たちがリクエストする。
「もしもしお嬢さん。このあたりの空気を
ぜんぶ包んでいただけますか?」
「贈り物ですか?」
「ええ、あなたへの」。

高貴なキンモクセイとマンダリンの香りが伴う、
透明な空気を通して香る
ほのかなフルーティー・フレッシュノート。
神秘と繊細さで彩られる
夜行性生活の秘密への賛辞。